事案の概要

Aさんは、従前から親交のあった知人が代表取締役を務めるY社より、借入の依頼を受けて、数百万円を貸し付けました。しかし、約束した期日がきても、Y社は返してくれずY社の代表者も入院中で会うことができない、もう少し待てば用意できるなどといって、一向に支払う様子がありませんでした。Aさんは、自分の力だけでは進まないと思い、知り合いを通じて、相談にいらっしゃいました。

回収対応

Y社のホームページには、取引先口座が掲載されていたことから、Y社の取引先口座に対して仮差押えをしました。仮差押えによって保全できたのは、数十万円でしたが、Y社はAさんが仮差押えをしたことにより、具体的な返済条件を示すようになり、３回の分割払いで合意し、無事全額回収することができました。仮差押えのために、予納金を法務局に予納しましたが、こちらについても全額戻ってきました。