売掛金回収の事例

現場に出入りしていた事業者が無断で機材を持ち出し、戻ってこない…

事案の概要

B社は、建築関係の機材を賃借する事業を行っている株式会社です。B社は、ある工事現場に機材を賃借していたところ、現場に出入りしていた事業者が無断で機材を持ち出してしまいました。B社は、事業者に何度も機材の返還を求めましたが、既に処分してないと開き直る態度を取られました。そこで、B社は、機材の価格相当額の賠償をしたいと考え、知り合いを介して、相談にいらっしゃいました。

回収対応

内容証明郵便を送付し、交渉を申入れましたが、事業者は何も返事をしてきませんでした。そこで、B社は、事業者を相手に訴訟を提起しましたが、事業者は法廷にあらわれず、認容判決がなされました。勝訴判決取得後、裁判所を通じて事業者の本店所在地周辺の金融機関に預金口座の調査をしたところ、預金口座が判明したため、すぐに預金の差押手続を行いました。差押えた金額は数十万円でしたが、事業者側から連絡があり、全額支払うので差押えを解除して欲しいとの申し入れがありました。そして、約束通り、事業者側から認容判決で認められた金額全額を回収することができました。